本書は、「アクチュアリー試験合格へのストラテジー（以下、合スト）損保2次」シリーズの第1弾となります。損保2次編は、受験生にダイレクトに合格のための必須事項をまとめた構成としています。
初受験者でも勉強すべき要点がわかるように、試験対策として必要な事項を網羅し、損保2次試験受験生を支援する初の参考書・問題集となります。
大きな特徴は以下の通りです。
１．教科書のわかりにくい部分を丁寧に補足説明
２．教科書・参考書以外の出題箇所を明示
３．所見問題を解くのに必要な知識を説明
合ストシリーズはとにかく1冊にまとめようと、盛りだくさんです。
合格目指して、張り切って頑張っていきましょう！
第１部 アクチュアリー試験「損保１」受験ガイダンス
第１章 合格基準
第２章 試験範囲
第３章 出題構成
第４章 勉強方法
第５章 試験本番の時間配分
第６章 二次試験に合格する意義
第２部 アクチュアリー試験「損保１」 第Ⅰ部 試験対策
第１章 損害保険業とは
保険制度を構築できるリスク
保険制度のあり方
保険法
免許
保険業の範囲と少額短期保険業者
損害保険業の特色
第２章 損害保険料率
米国の料率三原則
保険事業を営む観点からの料率の要件
保険料率に対する規制の必要性
日本の保険料率
基礎書類
認可制と届出制
参考純率と基準料率
保険業法の規定による独占禁止法の適用除外
第３章 保険料の算定
各種料率算定方法の比較
料率形態
少額クレームの防止と無事故割引制度
付加保険料
料率検証
商品開発における留意事項
商品開発後のフォローアップ
長期契約
短期契約と分割払契約
火災保険
地震保険
自動車保険
傷害・疾病保険
賠償責任保険・動産総合保険・費用・利益保険
積立保険
団体契約・団体扱
保険検査マニュアル
第４章 再保険
再保険の意義と目的
任意再保険と特約再保険
比例再保険（クォーターシェア）と超過額再保険（サープラス）
超過損害額再保険（ELC）
ストップロス再保険
生命再保険と財務再保険
再保険と異常危険準備金の比較
ＡＲＴ
再保険に関するリスク管理
その他
第１０章 リスク管理
損害保険事業とリスク管理
統合的リスク管理
保険引受リスク管理
保険負債の時価評価
損害保険契約者保護機構
第１１章 損害保険業とアクチュアリー
所属部門別のアクチュアリーの役割
保険計理人の選任と関与
保険計理人の職務（＝確認事項）
付録A リスクモデル
リスクモデル
リスクの統合、モデルの適合性の検証、リスク尺度
経済資本配賦
付録B 損害保険の損益分析
種々の損害率
第３部 アクチュアリー試験「損保１」 第Ⅱ部 試験対策
第１章 所見を述べる型
第２章 必要になる知識
料率細分化
商品設計
料率設定
収支管理（料率検証）
リスク管理
その他
付録 第Ⅰ部 練習問題